セキュリティ・データの取り扱い(管理者向け)
最終更新:2026-07-12
顧客データを預かる前提で設計しています。導入前の確認や社内のセキュリティ審査にお使いください。
通信先と外部送信
- 外部と通信するのは Microsoft の公式エンドポイント(login.microsoftonline.com/graph.microsoft.com)だけです。
- 取得した設定の処理・保存はすべて端末内で完結し、取得したデータを当社や第三者に送信しません(テレメトリなし)。
- 社内プロキシに対応します(設定画面の「プロキシ」カード。PAC は手動指定で対応)。
構成の取得には Microsoft への接続が必要なため、完全なオフライン動作ではありません。閉域環境では上記エンドポイントへの通信を許可してください。
テナントの設定を変更しません
- 本製品はお客様のテナントの設定を変更しません(構成の取得のみを行います)。Intune/Entra ID の取得に必要な権限はすべて読み取り専用(Read.All 系)のため、アプリ登録には読み取り専用の権限のみを付与してください。
- 万一シークレットが漏えいした場合でも、Intune/Entra ID の取得に使う権限は読み取り専用のため、この権限で設定を変更されることはありません。
- 付与する権限の一覧は初期設定ガイドの「アプリを登録する」をご覧ください。
データの保存場所
すべてのデータは既定で %APPDATA%\TenantSnap 内に保存されます(設定画面の「フォルダを開く」から開けます)。共有ドライブや暗号化ボリュームへ変更することもできます(使い方ガイドの「保存先を変更する」参照)。
| フォルダ / ファイル | 内容 |
|---|---|
| snapshots/ | 取得した設定の JSON(日付付き)と差分レポート |
| output/ | 生成された設計書(.docx など) |
| logs/ | 実行ログ(日付単位) |
| .env / config.json | 認証情報・動作設定 |
生成ファイルの取り扱い
- 取得データや設計書には、ポリシー設定の詳細・グループ名・変更者の UPN(メールアドレス形式のユーザー名)など、組織の内部情報が含まれます。
- 保管は暗号化されたドライブ(BitLocker 等)上を推奨します。メール添付や社外共有の際は、含まれる情報の範囲を事前にご確認ください。
- 管理者パスワード・証明書署名要求などの機微フィールドは、保存時に自動でマスクされます。
- 不要になった古いスナップショットは削除してください(差分比較に使うのは直近 2 世代のみです)。
認証情報(.env)の取り扱い
- 設定画面で保存したシークレット(クライアントシークレット・プロキシのパスワード)は、Windows の DPAPI で暗号化して保存されます(dpapi: で始まる値)。保存した PC・Windows ユーザーでのみ復号でき、ファイルが PC の外へ出ても平文は漏れません。
- PC の入替・Windows ユーザーの変更後は復号できなくなります。その場合は設定画面から認証情報を再設定してください。
暗号化は万能ではありません。同じ Windows ユーザーとして動作するプログラムからは読み取り可能なため、PC 自体の保護(OS 更新・ウイルス対策)は引き続き必要です。バックアップやクラウド同期(OneDrive 等)の対象フォルダに認証情報を置かないでください。シークレットの漏えいが疑われる場合は、Microsoft Entra 管理センターで該当シークレットを直ちに削除し、新しいシークレットを発行してください。
本ガイドは製品に同梱の README に基づきます。社内審査向けのセキュリティ概要(A4)もご用意しています。詳しくはお問い合わせください。